ゲーム制作でのAIの使い方(ChatGPT Plus中心)
目次
AIを使うと何が変わる?(できること/できないこと)
AIは「全部自動で作ってくれる魔法」ではありません。でも、うまく使うと制作スピードが何倍にもなります。
- できること:仕様整理、ルール案、コードのたたき台、バグ調査、文章化、UI案、画像素材の作成
- 苦手なこと:あなたの頭の中の完成形を100%当てる、環境依存のバグを一発で直す、データや事実の保証
コツは「AIに丸投げ」じゃなくて、あなたが監督になって、AIに作業を振ることです。
おすすめの制作フロー(最短で完成させる)
初心者が一番つまずくのは「大作を作ろうとして終わらない」ことなので、まずはこの流れが安定です。
- 30秒で説明できるゲームにする(例:スコアアタック、簡単な対戦、パズル)
- 画面を1枚だけ作る(タイトル→ゲーム画面、の最小構成)
- 操作と勝敗だけ実装(演出やUIは後)
- 1回遊べる状態で公開(完成度より「遊べる」を優先)
- そのあとで演出・難易度・追加要素
プロンプトの基本:失敗しない「型」
AIへの質問は、次の4点が入ると一気に精度が上がります。
- 目的:何を作りたい?(例:スマホ対応のJSゲーム)
- 制約:どんな条件?(例:1ファイル、画像は差し替え前提、外部ライブラリなし)
- 入力:今あるコード/エラー/画面/URL
- 出力形式:全文、差分、手順、など
コピペ用:万能テンプレ
目的:〇〇を作りたい(例:スマホ対応のブラウザゲーム)
条件:1ファイル完結 / 画像は後で差し替え / PCでも操作できる
現状:ここにコード全文 or 状況を書く
やってほしいこと:バグ修正 / 機能追加 / 設計案
出力:全文で。コメント多め。設定手順も。
コード生成のコツ(JS / Unity / Python)
AIにコードを書かせるときは、最初から完成を狙うより「ブロック分け」すると成功しやすいです。
おすすめの分割
- ①入力(タップ/スワイプ/キー)
- ②ゲーム状態(スコア/HP/残り時間)
- ③描画(Canvas/Unity UI)
- ④当たり判定・敵AI
- ⑤演出(SE/エフェクト/画面揺れ)
AIに出してもらうときの言い方例
いまは「入力」と「スコア」だけ作りたい。
描画は仮でOK。まず動く最小構成を全文でください。
次の段階で敵や演出を足す。
デバッグのコツ(エラーを最速で潰す)
AIにバグを直させるときは、情報の出し方がすべてです。
- エラーログは全文貼る(途中だけはNG)
- Unityなら「Inspectorの設定」「Hierarchy構成」も添える
- 再現手順を書く(例:Start押す→一歩動く→落ちる)
- 変更した箇所があるなら、それも書く
- スクショを張り付けるのもよいですが、個人情報が映らないように注意
コピペ用:バグ報告テンプレ
環境:Unity 2022.3 / WebGL / PC Chrome
症状:〇〇すると△△になる
再現:1) 〜 2) 〜 3) 〜
ログ:ここにエラー全文
該当コード:ここに関係ありそうなコード(全文が理想)
設定:Inspector(重要な項目)/ 参照の有無
画像・UI素材を作るコツ
画像生成AIは便利ですが、初心者ほど「統一感が崩れる」問題が出ます。
そこでおすすめは、最初にデザインルールを決めることです。
- 色:ベース2色+アクセント1色
- 形:角丸の大きさ、線の太さを統一
- UI:ボタン・カード・見出しの型を固定
- 素材:同じテイストで作り直せるよう、指示文を保存する
「一発で理想の絵」を狙うより、同じルールで何度も作れる方が、ゲームの見た目は一気に良くなります。
ChatGPT以外の“プログラミング向けAI”も少し紹介
僕は基本的にChatGPT(Plus)中心で作っていますが、最近は「コード補助に強いAI」も増えています。
慣れてきたらそちらのAIを利用してより複雑なプログラムを書いてみるのもいいかもしれません。
注意点(著作権・安全・嘘の見抜き方)
1. 著作権まわり
画像や音楽は「フリー素材」でも利用規約があるので、必ず確認してください。
AIが出した文章やコードも、最終的には自分で読んで理解し、整えるのが安全です。
2. AIは間違える
AIの回答はそれっぽく見えますが、間違っていることがあります。
なので「一発採用」ではなく、小さく動かして確認しながら進めるのが正解です。
3. 個人情報
エラーログやスクショには、APIキーや個人情報が写ることがあります。共有するときは隠してください。